生田魅音 新年の御挨拶

みなさん、新年おめでとうございます。生田魅音です。

ここ熊本では、震度6弱地震に見舞われました。幸い、けが人はありませんでしたが、恐かったです。

2019年、今年は、平成天皇が退位され新元号が発表されますし、

10月には、消費税が10%になるとか。期待と不安の入り交じった気持ちですが、とにかく、

今年こそ世界中が平和で、災害などがないよう、心より祈念致します。

そして私事ですが、本を3冊出版しようと思っています。

①『あの青い空と海を』②『愛の誓約~卑弥呼物語』③『JUNKユートピアKUMAMOTO』です。

イラストも入れ、中々のいい作品が出来そうなのですが、どこの出版社も受け付けてくれません。仕方なし自費出版(出版社を通さない自費印刷・自力売り込み)となります。今からでも遅くないです、何処か引き受けて下さる出版社はありませんか?

ともかく、地道に一歩一歩進んでいくこと、精一杯努力をして、いい作品を作る事を今年の目標とします。

①感動する作品 ②役に立つドキュメント文学 ③読みやすい作品

が私のモットーです。

『季節感と少年時代』は絶版となりましたが、在庫はたくさん持っています。欲しいかたは、このブログが無料申し込みの告知です。

ikuta@kdt.biglobe.ne.jp

まで、住所、氏名等お知らせ下さい。無料で差し上げます。

では、本年も、宜しく御願いします。

 

邪馬台国とは何か。倭国とは何か。

まず、この基本的な認識がどうなのであろうか。

魏志倭人伝には、『倭国の女王卑弥呼』と明記されています。『邪馬台国の女王』ではない! 邪馬台国というローカルな女王ではなく、倭国内30カ国連合の女王なのです。それは、近畿地方から九州本土全域・壱岐対馬・狗邪韓国に至る広域の国を治めた女王だと捉えるのが当然でしょう。その30のクニの首長が、『共立した』女王なのですから、このことは、倭人統一国家に向けて第一歩を歩み出したことになります。倭国大乱を収めた卑弥呼の力を民は大いに支持したのではないでしょうか。卑弥呼が亡くなった後、男王が立っても混乱が生じ、台与が立ってやっと鎮まったという記述からも、卑弥呼あるいは宗女台与への民の信望の厚さが伺えます。

私は、卑弥呼の母が、太陽信仰の基盤を作ったと考えています。銅鏡が重んじられることになったのは、太陽信仰と稲霊信仰が根底にあると捉えます。その際、日神への祈祷の在り方(=鬼道)は、子である卑弥呼へ、さらに宗女台与へと引き継がれ、その後、古墳時代の王権にも影響を与えたのでしょう。勾玉、銅矛への信仰と相まって、権威の象徴となったのは、太平の世、いくさのない世を望んだ民の思いの支えが在ったからです。

卑弥呼邪馬台国のことを知ったのは、高校の日本史の授業でした。あれから謎の解明へ意欲を持ち、早四十年以上が経ちます。この間、邪馬台国論争に関する本を次々に読みあさりました。おそらく、50冊以上は読んだと思います。そして、西日本各地の遺跡を巡り巡って、その土地土地の学芸員さんや住民の方々からお話を聞き、卑弥呼に関すること、卑弥呼の都した処について、自分の足で探してきました。
卑弥呼問題の提起する所、それは、我が国の成り立ちを確定させる重要な問題です。しかし、魏志倭人伝の記述を真正面に見据えた研究、九州と畿内地方との関係を明らかにする作業、卑弥呼の生涯を明らかにする研究は、出来ていないと言わざるを得ません。
私は、ただの在野古代史研究家です。自由人です。今回、卑弥呼についてざっくばらんに語り、毎回楽しい駄弁りの場を作って行ければ良いと思っています。卑弥呼の事を全く分からない人、偉大なるこの分野の専門家でも大歓迎です。邪馬台国論争を遙かに超えた論議をみんなで作っていきましょう。宜しく御願いします。